フリーランスエンジニアは、クライアントと直接交渉をして、業務委託契約を結び、仕事を行う。企業とは雇用関係にないため、労働基準法の適用は受けられない。

自分で働く場所や時間を決められるため、正社員や派遣社員よりも自由な働き方ができる。ワークライフバランスを保ちやすい働き方と言えるだろう。

ただし、自由度が高い分、自己管理能力も高くないとフリーランスとして長く活躍できない。

フリーランスは、営業活動や経理処理、確定申告などはすべて自分で行う必要がある。正社員や派遣社員とは違い、本業以外の事務的な仕事が多くなる。

派遣エンジニアは、派遣元企業と雇用契約を結んで働く。労働基準法も適用される。派遣には、有期雇用派遣と無期雇用派遣があるが、無期雇用派遣なら、保険や年金の手続きなどに関して派遣元企業からサポートしてもらうことができる。有期雇用派遣でも、場合によってはサポートを受けることが可能だ。

案件は、派遣元が紹介してくれるから、フリーランスのように自分で営業する必要がない。働く場所は、基本的には派遣先企業になる。

しかし、リモートワークが可能な案件もある。勤務時間や休日に関しては派遣先の企業の指示に従うことになる。

正社員は、企業と雇用契約を結び仕事をする。社会保険を含めた福利厚生を受けることができ、安定した収入を得ながら働くことができる。就業時間や働く場所は企業によって決められる。フリーランスや派遣に比べると時間的に拘束され自由度は低いと言える。